#10 ハイエナどものカーニバル

11話の放送今日ですよね…ほんとすいません汗


＜#10・あらすじ＞
瀕死のミチコを前に姿を現したサトシ。裏で通じていたアツコへのミチコ引き渡しを企てながら同時に決行される復讐。やがて間もなくアツコが到着するというその時、ようやくサトシの口からヒロシの真実が明かされるのだが…



※放送時間がいつもと違います!!ご注意を！
　26：28～です！



次回11話『どしゃ降りスタートライン』
サーカスの日々、ハッチンは次第にミチコへの思いを募らす。追いかけて来たミチコ、笑顔を振りまく女団長マダム・ミチコ、マダムを追い続ける事件記者ダニエラ。三者が激しく火花を散らしサーカス団はフィナーレを迎える！

さて、8話でなんとも気になるラストを迎え、どうなってしまったのかハラハラさせられたミチコでしたが…。
今回はヒロシがどうしてミチコの元から姿を消したのかが明らかになる重要な回でもありました。

最初のシーンはミチコがヒロシと暮らしていた当時の回想からはじまります。
なんだかすごくミチコが幸せそうで女の子な感じがします。
でもどこかで不安なんですね。いらだちも募っている。

オムレツを作るヒロシのすがた…いつか見たハッチンとかぶります笑

ラジオから流れる不穏なニュース…。
一緒に写真を撮ろうと微笑んだヒロシはミチコのものを離れる準備をしていたのでしょう。

ヒロシの隣にいるミチコは強いようでひどく弱い。
ヒロシを自分のものにしておきたくて離したくなくて離れられなくて。
本当に愛していた。


逃げても無駄だからな…
あたしぜってぇ追いかける…おまえはあたしのもんだから…

ミチコの肩を抱くヒロシの微笑みは優しく、さみしげだ。



一方、回想から戻りサトシはかつての恨みを晴らすべく一人の男を脅しにかかる。

サトシはもしかすると”家族”が憎くてたまらなかったのかも。

そしてここでも微妙なズレが…。
シンスケは相当溜まっていたんでしょう。そしてどっちにつくこともやめた。
ミチコもサトシも助けない。ミチコに持たされた銃には一発の銃弾。

マナベの息子にサトシの脳裏にはヒロシの姿が浮かぶ。
おそらくサトシにとってもヒロシはたった一人だったんでしょう。
そしてどこかでミチコに嫉妬なようなものも覚えたんでしょう。憎たらしくてたまらなかった。
自分を助け、信じ、守り、いつも一緒にいてくれたたった一人だったはずのヒロシが自分のもとを離れようとしている。
自分ではなく女を選んで。


信じない・・・！


ミチコはただヒロシが生きていることだけを信じてきた。
何をされても信じ耐え続けるミチコの姿はさらにサトシを苛立たせる。
モンストロを殺したのもサトシ。キリルを殺したのもサトシ。
サトシはヒロシを許せなかったんだと思う。

自らが殺したキリルを行方不明と偽りサトシはヒロシにキリルを見つけ出すように指示する。
それが条件だと。


ミチコを選ぶためにヒロシはミチコのもとを離れたのだった。


サトシの言葉に微笑んだミチコはきっとヒロシが生きていることに安堵したのだろう。

アツコと手を組んでいたサトシ。

そしてまたズレ。
アツコの部下であるリカルド。
忠実な部下であったはずのリカルドの中に溜まったものも限界だった。
年下の上司の道ずれになる気はない。



トウモロコシ畑の中、にらみ合う二人。


アツコが銃をおろしたのはきっと友達だからなんて単純な理由だけではない。
目前にいたミチコは、今まで彼女が追い続け、捕まえようと奮闘し苦しめたかったミチコではなかったからだろう。
うつむいたアツコの中には大きな葛藤があったはずだ。
リカルドを制するアツコの目はひどく切なげで苦しげだった。





走り出したミチコ。

ハッチンとの約束を守るため。ヒロシを見つけ出すため。

自分を貫くため。













ヒロシは生きてる・・・だろ？





悪い・・・―――